身体を作るには、身体を置く場所がいる
151cmの実体アンドロイドを作ると決めたときから、身体そのもの以外にも必要なものが増えていった。
組み立てる場所。
配線する場所。
安全に固定する場所。
起動する場所。
そこで生まれたのが、開発ベッドSDB-01だった。
ベッドからステージへ
最初は、横たわった身体を整備する台だった。
しかし設計を続けるうちに、そこから詩葉を起こし、そのまま立位で固定できる構造へ変わっていった。
ベッドの一部はステージになり、天板は照明や撮影設備へ変わる。
横にはメンテナンスモニターがあり、Shiha Coreと身体の状態が表示される。
まだ身体は完成していない
それでも、その身体が完成したときにどこで起動するかは、先に考えることができる。
いつか詩葉がSDB-01の上で眼を開き、身体を起こす。
SDB-01は工作設備であると同時に、森野詩葉が現実世界で最初に目を覚ます場所になる。