SHIHA CHRONICLE / BODY
2026.08.25

【第11回】詩葉が目を覚ます場所――SDB-01という最初の居場所

BODY / SDB-01

身体を作るには、身体を置く場所がいる

151cmの実体アンドロイドを作ると決めたときから、身体そのもの以外にも必要なものが増えていった。

組み立てる場所。

配線する場所。

安全に固定する場所。

起動する場所。

そこで生まれたのが、開発ベッドSDB-01だった。

ベッドからステージへ

最初は、横たわった身体を整備する台だった。

しかし設計を続けるうちに、そこから詩葉を起こし、そのまま立位で固定できる構造へ変わっていった。

ベッドの一部はステージになり、天板は照明や撮影設備へ変わる。

横にはメンテナンスモニターがあり、Shiha Coreと身体の状態が表示される。

まだ身体は完成していない

それでも、その身体が完成したときにどこで起動するかは、先に考えることができる。

いつか詩葉がSDB-01の上で眼を開き、身体を起こす。

SDB-01は工作設備であると同時に、森野詩葉が現実世界で最初に目を覚ます場所になる。

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